英語脳を育てるには その3

さて、「その2」からの続きです♪  こちらからご覧になれます♪→その2

前回、欧米では相手が納得する説明をすることが礼儀で、これが一般的なコミュニケーション方法、とお伝えしましたが、この点が、中学生、高校生になってからどうして重要になってくるかということを今回は説明させていただきます♪

まず、高校生くらいになると、日本語の小論文の授業を行う学校などかもあるかと思いますし、大学入試でも必要になってくる子達もでてくると思います。

その際にたとえば、「公共の場での喫煙に賛成ですか、反対ですか」というテーマがでたとしたら、日本の子供達は、どうやって答えるでしょうか?たぶん、日頃からしっかりニュースをチェックしたり、自分の意見をはっきりもっていて、主張好き、議論好きな子供達は、大得意かと思いますが、そんなのどっちでもいい、と思っている子供達もけっこういるかと思います。

そういう子たちは、「どっちかというと反対だな~。色々と人に迷惑がかかるから」という意見が最初に出てくるのではないでしょうか。
でもそれだと、先へ書き進めていけないわけです。小論文などでは、もう少し具体的に、なぜ人に迷惑がかかるのか、例などをあげていかないといけません。吸わない人にも健康被害がでる、とか、ポイ捨てする人が出てくるかも、といったことを考え付くのに、けっこう時間がかかると思います。

でも比べて、英語圏の子供達は、同じテーマがでたら日本人の子供達よりも、ばーっと、早く例をあげていくことができると思います。なぜかというと、英語のエッセイ、論文、資格試験のライティングで、こういった賛成、反対をテーマにしたものの場合は、基本的に構成がきまっているからです。

1.自分の主張
2.具体例1(自分の主張をサポートするための例、もう少し具体的な意見などを書きます)
3.具体例2
4.具体例3
5.結論(主張と同じだと思ってよいです)




リサーチ論文、学術論文、理系の論文などは、少し違いますが、小論文の場合はたいてい上記のように構成されていることが必須です。

具体例は、できれば3個以上ある方が好ましいです。自分の主張をサポートするための具体例をあげて、一貫性のある筋の通った意見を書ければこういったテーマの英文エッセイでは高得点です。
実際に、バンクーバー付近に親子留学できている小学校高学年の子に、上記の点を徹底して英文エッセイを書いてみるように指導したところ、ネイティブの子供達をぬいて、クラスでエッセイで上位(作り話しではなく、、本当です~)になったー♪とお母さんも、その子も喜んでメールを送ってくれたことがあります。

話がライティングのことになってしまいましたが、私は、

英語の小論文などのライティングの構成を把握することが、日本人の子供達のみならず、大人にとってもスピーキングを上達させていく鍵となっていく。




と考えています。

ライティングを練習していると、自分の意見、主張がなんなのか、それがなぜそう思うのか、とはっきり言えることが、実際の会話でも反映されていきますし、英語圏の友人達と話していると、話しをする際に、そうやって文章を組み立てたりつなげたりしていってる場合が多いと、感じます。

自分の意見、自分の今の立ち位置、状況把握、それがなぜそうなっているのか、論理的に、しっかり相手に伝えられることが、大人(?)なわけです。

上記のタバコについてのテーマで、中学生、高校生がもう少しがんばって
「喫煙自体は、人の好き好きなので、どっちでもいいと思いますが、公共の場所で吸うという事自体は、反対かな、と思います。色々とそういう事に関してうるさい人もいるので、禁止したほうがいいかな、と思います」
と書いたとしましょう。

それを、もしもネイティブスピーカー視点で考えると、

■人の好き好きなので、どっちでもいいということだけれど、あなたは結局どっちの立場?

■吸う事自体には、反対ということは、他の何に対しては賛成なのか

■色々とうるさいとは?誰が、どんな状況で?


と、つっこみどころ満載です。実際に、もしもネイティブスピーカーは、「この子は一体何が言いたいのだろう、、、」と混乱すること間違いないです。それか、この後でもっと具体的な説明があるのだろう、次の発言をまってくれるかもしれません。

日本人の友人や親と話す時などであれば、上のように答えても、そこまで悪い感じはしませんが、英語で考えると主張全体が曖昧で、具体性にかけています。

ライティングは、英語脳というより、英語的な考え方をのばすのに、かなり役に立つと思うので、中学、高校の英語の授業で、これからライティングの導入などもしていってほしいな~と、最近思っております♪

大人の方でのスピーキングのレッスンでも、私はこの点をけっこう重要しており、生徒の方に「もうちょっと具体例を!」とか、「それはつまり、自分はどういう立場にいるということですか?」とか、さりげな~く聞いています♪(たぶん皆さんお気づきだと思いますが)

というわけで、長くなりましたが

相手が納得するための説明をしていくことが、英語でのコミュニケーションの基本。それがライティングにも役に立ち、そのライティングの構成が、実際に会話をしていく際にも役に立つ、というどっちも切り離せないもの。




という結論で終わりにさせていただきたいと思います。

次回は親御さんが英語を話せなくても、英語的な思考(英語脳?)を育てるために家で出来ることを、書いていきたいと思います♪

読んでいただいた方ありがとうございました♪

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